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子どもと遊ぶの大好き!5歳男の子のママまーしー(@toymama06)です。
我が子の「言葉の発達」に悩んでいる
という方、たくさんいらっしゃるかと思います。
- 3歳になったけどあまり喋らない
- 発音が不明瞭で聞き取れない
- 言葉の爆発期の前兆ってあるの?発達を促すためにどんなことをすれば良い?
など。周囲の子どもと関わるようになると「言葉の発達の遅れ」って気になるものですよね。
そこでこの記事では「子どもの遊び」に重きを置いている自分の子育て体験と、参考にしている文献(まとめで紹介)、言語聴覚士さんから学び得た知識をもとに
言葉の発達を促すのに有効な遊び
を紹介します。0歳、1歳、2歳、3歳頃のお子さんがいるご家庭に読んでいただきたい^^
玩具屋さんでインストラクター経験あり
まーしー
5歳男の子を育てるママ/モンテッソーリ教育勉強中/小学校教諭・幼稚園教諭1種免許状取得/心理・教育学科卒
以下についてもまとめました!参考になれば嬉しです!
この記事でわかること
- 「言葉の爆発期」の前兆
- お喋りが上達するまでの様子
- 発音が不明瞭で聞き取れない時の対応
- 言葉の発達を促すのに有効な遊び
3歳までの言葉の発達
まず、どのように言葉が発達してくのか?文献を参考にし順を追って簡単に書き出してみました▼
時期 | 言葉の発達 |
---|---|
0歳〜 | ・声を張り上げて泣く叫喚「オギャー」 ・機嫌の良い時に喉を鳴らすクーイング「クークー」 ・母音を中心とした音声「アー」「ウー」(喃語の始まり) ・伝えようとする意図を持った喃語「マンマ」(初語/一語文) ・喃語の中に単語が混ざる「ママ」「パパ」 |
1歳前後 | ・大人の真似をして文の役割を果たす一語文を発する「ワンワン」 |
1歳半〜2歳 | ・指差しをし、ものの名前を言うようになる(命名期) ・単語を組み合わせ二語文を発する「ワンワン、キタ」 ・2歳頃には語彙数が300前後になる |
2歳半 | ・知っている単語を羅列する ・語彙数が500前後になる |
2歳半〜3歳 | ・自分の気持ちを表現する ・語彙数が500〜1000まで増加 |
上記の表はあくまでも発達の目安。言葉の発達は個人差が大きいため、悩む方が多いのだと思います。
2歳半頃になっても単語が出ない場合は言葉の障害を視野に入れ、一度専門機関に相談してみると良いでしょう。発達障害は早期発見・早期治療が重要とされています。子どもの発達に合った療育、支援ができるよう、「言葉が遅れているかも」と気になったら早めに動いてあげる必要があります。
相談先はこんなところ
- 市区町村の子育て相談センター
- 全国療育相談センター
- 発達障害者支援センター
- 児童精神科や小児神経科
「言葉の爆発期」に前兆はあった?
「言葉の爆発期」の意味と、我が子にあった前兆についてまとめました!
「言葉の爆発期」とは
言葉は「初語」が出てからすぐに溢れてくるものではなく、しばらくは聞いた言葉をインプットする期間があります。この期間にため込んだ言葉がどっと溢れ出すのが「言葉の爆発期」。
一般的に、1歳半〜2歳くらいにこの「言葉の爆発期」が訪れるようです。
親や周囲の他者とのやりとりで、どれだけ言葉を獲得できたか?が重要なポイント。豊かな言語環境をつくれるよう、語りかけの時間を大切にしたいですね^^
我が子で見られた「言葉の爆発期」前兆
よく喋るようになったな(爆発期)と感じたのは2歳3ヶ月の頃。
その頃のお喋りはこんな感じ▼
- 電話の真似をする
- 食べ物の名称を言葉にする
息子は「食べ物」への反応が良く、おままごとの遊びの中で「ジェリー(ゼリー)」「ケーキ」「イカ」「タコ」「おいち〜!」などよく言葉にしていました!
喃語が始まり「ママ」「パパ」と言うようになったのが1歳4ヶ月。意味のある一語文から二語文になったのが1歳10ヶ月頃でした。そこから「宇宙語」と言われる意味のわからない言葉をよく発するようになり、2歳3ヶ月で意味のある言葉をよく喋るようになってきたと感じました。
2歳3ヶ月前にあった「宇宙語」をお喋りしている時期だと思われます。(1歳11ヶ月頃)
その後すぐに三語文が出るようになり、2歳5ヶ月頃は数字やひらがな、アルファベットなど文字が書かれたものに興味を持つようになっていきました。
お喋りが上達するまでの様子
「お喋りが上達した!」と感じたのは、家族以外の人にも自分の言葉で伝えられるようになった3歳半頃。
この頃までどのように言葉が発達していったのかをまとめてみました▼
時期 | 言葉遊び | 言葉の発達 |
---|---|---|
1歳前 | 母が歌う 歯固め(口の筋力を鍛える) ラッパ | ・クーイング、喃語 |
1歳過ぎ | 歌を聞きながら手遊び | ・「マン」(ご飯)/一語文 |
1歳4ヶ月 | おままごと(ここからブームが続く) | ・「ママ」「パパ」「ジー」「ダダ」など |
1歳6ヶ月 | 絵本 | ・「ババ」 ・「は〜!」(はーい!というお返事の意味) |
1歳10ヶ月 | 英語遊び(歌や手遊び) | ・「ママ、マンマ!」「ママ、み!(見て)」/二語文 |
1歳11ヶ月 | お人形を使ってのごっこ遊び | ・「おいち〜」「ママ、ん!」/宇宙語を発する |
2歳3ヶ月 言葉の 爆発期 | 電話など大人の真似をする | ・「ハイ!ハイ!」「なに?」/物の名称を言葉にする |
2歳5ヶ月 | 文字が書かれたカードを並べる | ・絵本をめくりながら「ワンワンのお弁当は、ど・こ・だ?」 ・なんでも真似して言葉にする/三語文 |
2歳6ヶ月 | ひらがなの玩具で遊ぶ ミニピアノ | ・不明瞭ではあるが、自分の知っている言葉を使って会話ができる ・ピアノを弾きながら歌を歌う |
3歳 | 自分から絵本を読む | ・不明瞭さがなくなってくる |
3歳6ヶ月 | 知っている文字を書きたがる | ・家族以外の人にも自分の言葉で伝えられる |
歌やおままごとでの会話が言葉の発達を促してくれたと強く感じています!
おすすめの遊びは「言葉の発達を促すのに有効な遊び」をご覧ください^^
発音が不明瞭で聞き取れない時の対応
3歳までは不明瞭さがあり、こちらが理解できないことが多々ありました。
3歳以降はよく会話ができるようになりましたが、「き」と「ち」の発音が同じに聞こえ、言っていることを予想したり聞き直したりするなどしました。正確に発音ができるようになったのは4歳頃だったと覚えています。
そんな「不明瞭で聞き取れない時」はどう返してあげたら良いのでしょうか?
気をつけてあげたいこと
- 間違いを指摘したり、言い直しさせない
- 会話の中でさりげなく発音を聞かせてあげる(「あ!おほししゃま」「おほしさまがが見えるね」など)
話すことは楽しいこと!子どもがそう思ってくれたら良いですよね^^
間違いを厳しく指摘されたら、もう一度言ってごらん?と言われたら、どんな気持ちになるでしょうか?
子どもの話したいという気持ちを折らずに言葉を育ててあげられるよう導いてあげましょう!
言葉の発達を促すのに有効な遊び
玩具屋さんでの経験、自身の子育て経験、参考にしている文献、言語聴覚士さんから学び得た知識をもとに、言葉の発達を促す遊びを紹介します!
お歌遊び
子どもは誕生の2ヶ月前から音が聞こえていると言われているので、胎児の頃から、また生まれてすぐの頃からできるのが「語りかけ」と「歌」だと思います。
かけられた言葉の量と言葉の発達は深く関係しているんですって^^
私は子どもが今興味を持っているものに関連する歌を歌っていました。例えば、自分の手足が気になっている頃は「手をたたきましょう」「とんとんとんとんひげじさん」など。
しかし、私はあまり童謡を知らなかったので…Eテレの「おかあさんといっしょ」「いないいないばあ」の時間にテレビをつけて覚え、息子に歌って聞かせたり、手遊びをしたりしていました。
ですが不思議なことに、1歳を過ぎると「テレビを消して欲しい」と訴えるようになりました。
そこで購入したのがこの本です▼
これで色々な歌を歌って、聞かせてあげられるようになりました!
わらべ歌、季節の歌、「おかあさんといっしょ」で出てくる歌、アンパンマンの歌、ジブリの歌、ドラえもんの歌、文部省唱歌などなど。赤ちゃんの頃に聞きたい歌から就学後でも歌いたい歌が盛り沢山!
もう一冊買い足した歌の本がこちら▼
この本は文字が読めるようになった後に購入したものですが、もっと小さい頃からあっても良かったなと思ったので紹介させてください!
発達に合わせた「歌いかけ」のヒントが掲載されています。歌のページは楽譜と歌詞が別に書かれている、ページによっては一言アドバイスが書かれている、全ページカラーで絵本のように楽しめるなど、親子の関わりに寄り添ってくれるような1冊になっています。
現在5歳の息子はこの「ことばの豊かな子をそだてる くもんのうた200えほん」が大好きで、歌詞を見ながらピアノに触れ歌を歌っています!
言葉の発達を促すのに超おすすめです!!
歌を楽しみながら言葉の発達を促してあげたいですね♪
口の筋力を鍛える遊び
普段あまり意識することはありませんが、言葉を発音をする時には唇と舌を使いますよね。
舌を使った遊びはちょっと難しいけど、唇ならこんな遊びで鍛えられます▼
唇を鍛える
- ラッパや笛を吹く
- シャボン玉
- ティッシュを息で飛ばす
- たんぽぽの綿毛を飛ばす
- 湯船でストローぶくぶく
すぐにできそうな遊びばかりですよね^^
息子は生後9ヶ月の頃に購入したラッパを気に入って、吹いたり吸ったりして音を出すことを楽しんでいました!
舌を鍛えるためには、日常生活の中でこんなことを意識してみてください▼
舌を鍛える
- 飴を舌の上で転がす
- 舌でアイスクリームを舐める
- ガムを噛む
- りんごなど大きくかたいものをかじりとって食べる
唇を鍛える遊びも、舌を鍛える食べものも、どちらも子どもの発達段階に合わせて行うように注意してください!
歯医者さんでもよく「大きなものをかじりとって食べさせてください」と言われました。りんごの他にもおにぎり、フランスパンなど。一口サイズにして出したくなるのが親心ですが、極力大きいものを出すようにしていましたよ^^※誤飲にはよく注意してあげてください
おままごと
おままごとは言葉のやり取りが自然に、そして多くできる遊び。まだお喋りしなくても、おままごとに興味を持ったら一緒に楽しんでみてください♪
ものの名称と言葉を一致させたり、「トントン人参が切れたね」「ジュ〜ジュ〜焼けてるね」「コトコト煮えてきたね」など、言葉で音や様子を表現する楽しさを見つけられたり、「はいどうぞ」「ありがとう」のやり取りが沢山できたり。
子どもは「こういう時にこんな言葉を使うんだ!」と聞いていて、今度は真似るようになっていきます。その繰り返しが「自分の言葉で表現する」に結びついていきます。
お料理をするおままごとじゃなくても、遊びの中で大人が沢山語りかけてあげましょう!
教えるのではなく「遊びの中で自然に」ってことが大事。「これは〇〇だよ、言ってごらん!」とか、「〇〇じゃなくて〇〇でしょ!」とか言われたら誰でも嫌になっちゃいますよね。間違いはさりげなく正しい言葉や発音を聞かせてあげる。これが重要!
絵本(親しむためのポイントと言葉の爆発期前後に読んでいた絵本)
遊びではありませんが、やはり絵本は子どもたちに言葉に対する興味を与えてくれます。
絵本なんて聞いてくれるならとっくに読んでる!絵本が大切なことぐらい分かってる!という声が聞こえてきそうなので…
ここでは絵本に親しむためのポイントと、言葉の爆発期前後によく読んでいた絵本を紹介します。
- 小さい頃はボードブックを選ぶ(めくりやすい・破れにくい)
- 子どものペースに合わせて読む
- 子どもに絵本の選択肢を
- 教えるための時間ではなく親子の絆を育む時間という認識で
今では月に最低40冊の絵本を読む息子ですが、1歳前後の頃は聞いているのか聞いていないのか分からなかったし、自分でページをめくりたがるので全然読めない!!という感じでした。
でも絵本って、大人が気持ちよく読むことが目的なのではなく、親子の絆を育むことが大事なんですよね。
そういう時間の中で言葉との出会いがあったり、絵本で見たことが実際に体験したような感覚になったりして、言葉の獲得に繋がっていくんだと思います。
絵本の主役は子ども。大人が選んだ絵本の中から読みたい絵本を子どもに選んでもらうなどすると、絵本に興味が出てくるかもしれません^^
言葉の爆発期前後に読んでいた絵本
作: かがくい ひろし
出版社: ブロンズ新社
作: 林 明子
出版社: 福音館書店
作: 安西 水丸
出版社: 福音館書店
作: わかやま けん
出版社: こぐま社
作: ビル・マーチン
絵: エリック・カール
訳: 偕成社編集部
絵本は豊かな言葉を育ててくれます。興味がなくてもお家に置いて、大人だけでも興味を持って読んでみてください。面白いものだと思って興味を示してくれるかもしれません♪
まとめ/参考文献
言葉の発達は個人差が大きいので、他の子どもと比べて心配したり、悩んでいるご家庭が多いと感じます。
まずは専門の相談センターや支援センターへ相談してみてください。その上で、家庭でできることとして、このブログで紹介した言葉の発達を促す遊びを取り入れていただくと良いかと思います。
これは私の体験談ですが…
4歳で初語無しの子が、当時勤めていた玩具屋さんに訪れました。他のスタッフとその子と、お店に並んでいた玩具のサンプルを使って遊んだらとても楽しかったようで、毎日来店してくれるように。
おままごとや手先を使う知育玩具など、その子の興味を示す遊びを毎日繰り返していたところ、ある時言葉が出てきたんです!驚きましたし、そこにいたスタッフで大喜びしました。
その後、今まで初語が出なかったことなんか嘘のように!言葉が溢れ出しました。
玩具を使って手を動かし、言葉を聞いて、自分以外の誰かとコミュニケーションをとっての繰り返し。
私はこの実体験があるから「遊びの力」を強く信じています。
興味のあるものを自分の意思で、楽しく遊べたり表現したりする時間が確保された遊び時間を作ってあげたいですね!
遊び体験は、子どもの言葉も心も頭も体も育ててくれます。たくさん遊びましょう!!
最後までお読みいただきありがとうございました^^
林洋一(2010).『史上最強図説 よくわかる発達心理学』.株式会社ナツメ社
\ おすすめの本/
子どもへの語りかけ方、発達に合った遊び、読んであげたい絵本などとても参考になります!
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